2017/08/18
2人月の使い道
部下「プロジェクトで○○という商用ライブラリを使いたいのですか…」
— ゆきうさぎ@フリーのシステム屋 (@__snow_rabbit__) 2017年8月18日
上司「価格は?」
部下「50万くらいですね」
上司「稟議通らないから自作して」
部下「はい…」
こうして…2人月もの人件費をかけてライブラリの「一部機能」を作り上司は満足顔で言いました。
「ほら、無料で出来た」
無能プロパーに囲まれて仕事している方のこのツイートに対する反応が興味深かった。
反応を眺めていた限りではざっくり、
8割が「上司は無能」(内製否定)
1割が「そういう選択もあるよね」(内製肯定)
もう1割が「なんとも言えない・状況次第」(客観的)
という反応だった。
「上司は無能」の声が多くて違和感を覚えたので、本当に上司は無能なのかを自分なりに考えてみた。
前提として、それぞれの仕事は以下のようになると仮定。
部下:上司へ判断材料を提供する
- 購入の必要性を根拠
- 購入費用と維持費用
- 内製時にかかる開発費用と維持費用
- 各方法のメリット、デメリット
上司:判断材料をもとに検討、必要に応じて経営陣へ交渉する
- 判断材料の正当性のチェック
- 製品や会社の方針に沿ってメリット・デメリットの勘案
- お財布の確認
- (購入すべきと判断したら)経営陣へメリットを提示し稟議を上げる
(こんなところ?上司になったことないのでわかりません><)
ツイートの要点を振り返って仕事ができているか確認する。
部下「50万でアレ買って」
上司「稟議通らないから内製」
部下「わかりました…」
二か月後…
上司「無料でできたろ?ドヤ」
…あれ?なんかいい感じに結論でるかと思ったけど、これだけでは二人とも仕事してない無能な感じになっちゃう(仮定が悪い?)。
まぁいいや。細かいことは無視して続けるとして、二人の関係性は知らないけど、部下は判断材料を提示したのか、上司のたった一言で諦めたのか、上司は判断材料を見て決断したのか、部下に稟議が通らない理由を説明したのか、その他の要因として考えらえるのは費用はお客さん持ちだったのか、スケジュールに余裕があったのか、会社の戦略的に内製メリットが大きかったのか、とかツイートには無い背景・前提が多そう。(感想を書いてる人の境遇や想像している雰囲気も考慮すべき背景)
そんで、こんなに判断材料が少ない中で上司を無能の罪にしてしまってよいのだろうか?部下に落ち度はなかったのだろうか?
そんなことを考えていた。可能性の話しかできないので答えは無い。
ただ、氏の日々のツイートを見る限り現場に不満を募らせていて、ただ愚痴りたかっただけなんだろう。
そもそも140字しか書けないチラ裏で議論なんかできないし、こんな場所で前提を一から説明する必要もないし、そこに無い無限の可能性を追求する必要もないと思う。もちろん、それぞれの感想を否定するわけでもない。
ただ、背景の共有ってとても大事なんだなと思ったので長々とポエったのでした。
本当に具体的な話とかは無い。以上。
天竺鼠単独ライブ「レベル2」
新宿ルミネにて観覧。
瀬下さんの登場はインパクト強すぎた。長すぎw
他のネタでもしつこいくらいやることが多い上に、観客が飽きてそろそろ終わるだろうという期待を裏切ってまで突っ走るのがよい。やりすぎるとほんとつまらなくなるけど、(少なくとも自分にとっては)いいバランスで終わるので裏切りの天才なんだろう。
ネタはシュールなものが多くて当たりはずれはあるけど、ライブだとちゃんと決めてくれることが多くてよい。
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無理矢理朝型にした反動で昨日19時~22時まで寝てしまい、再度寝たのが4時。起きたのが10時。やれやれだぜ。